SMSL DO100
#日記 #2022年 #8月10日 2022年8月-10 07:25
#オーディオ #USB-DAC
アマゾンで20%引きで22,000円で売っており、Amazonのレビューも良かったので、最新のものなので悪くはなかろうと購入。が、買った後で他を検索すると、FX-AUDIO のDAC-X6Jと変わらないという評判もあり、少々心配していた。
なにはともあれ、DACが届いたので、早速聴いてみると、RME ADI-2 DAC FS(AK4493)に比べてあかぬけた感じの音になる。ピアノ曲を聴くと、何か応答が遅い感じで、にじんだ音になる。バイオリンの弦の滑らかさや、アタックの強い音が表現されない。明るい感じがするのは、応答の遅さに起因する?
CD音源のNora Jonesを聴いたら、彼女本来の明るさが表現されて、良い。逆に、クラシック音楽は、響きが抑えられる。
実際に使用する書斎のオーディオにつなげたら、当初USBのポップノイズがひどく、徐々に収まったものの完全にはなくならなかったので、安価なDDCを挟んで同軸デジタルポート経由で使っている。
まとめ
音質的にはお勧め(問題は、後述のポップノイズ)
コストパフォーマンスが高い。アマゾンで20%引きセール時は 22,000円台。
女性ボーカルは明るい感じになる。
十分な情報量を有している。
ハイレゾ再生はDSD対応
Bluetoothの音質も悪くない。Apple Music の AACもそのままデコードする。携帯から直接音楽を再生できるのは、やはり、便利。
問題点
ポップノイズ:USB入力周辺で大きなポップ音。入力ポートの切り替え操作だけでなく、USB接続切断、再生ソフト上での選曲操作など、頻繁に発生するので、とても煩わしい。
経過
購入後数日間: 結構大きい。DACのボリュームを最大にすると、ひどく大きなポップ音が部屋中に響く
USBハブの不良で断続的にUSB接続されるようなケースでは、音源を切り替えなくても、ポップノイズが断続的に発生する。
個体によってポップ音の大きさは違うようなので、返品も選択肢。ポップノイズの大きな個体が選別されてセールされていたとしたら、いやだな。
その後: 我慢して使っていたら、ポップノイズの音量が小さくなり、私としては多少は我慢できる音量になった。少なくとも、爆音でお隣に迷惑をかける恐れはなくなり、返品を思いとどまっても良いと思えるようになった。しかし、CD品質の音源を再生する限りは、後述の通りDDC経由で同軸デジタル入力の方がポップ音に悩まされずに済むので良い。
パワーアンプのポップノイズと異なり、上流のDACのポップノイズを抑えるのは大変。常用するシステムで、音源をいろいろ切り替えて使う人には向かない。 私も、結局、USBの利用をあきらめて、同軸デジタルとBluetoothを使うことにした。
対策:
プレーヤー側のボリュームを大きくして、DACのボリュームを20〜40程度に絞る(20前後が推奨値)。
最初につなげた環境はそれができたのだが、書斎で音源として使っているタブレット端末からだと、50以上にする必要があったので、ポップノイズを無視できなくなった。
DDC導入(同軸デジタル接続)
FX-AUDIO FX-D03J+ (Amazonで販売されているGame editionを選ばない。ES製DACと相性が悪いらしいので。)で確認。サンプリングレートの上限は、24bit 192kHzですが、DO100のポップノイズがなくなり、扱いやすくなったと感じます。
応答が若干遅く、音が少しにじむ。もしかすると、高音も若干出てないのかも。(おそらく女性ボーカルが明るい感じになるのと表裏一体)
Bluetooth: ChromeOSとペアリングできない(iPhoneとのペアリングは支障なし)
入力ポート切り替え: 各ポートを排他切り替えするので、Bluetooth接続時に、USB接続先PCから認識されなくなる。
LEDディスプレイが数字表示用のため、入力ポート名などの文字列の一部が分かりにくい(TやBを小文字表記で表示するが、tが読みにくく、 Buluetooth(BT)や光デジタル(OPT)の略称表記が読みとりにくい。
以下、最初の印象。
私の環境では、アンプにRotel RB-1582MKIIを用いており、このアンプは逸品館のレビューに書かれている通りNora Jonesがシックな(悪くいうと沈んだような)演奏になる。常用するADI-2 DACは、AK4493を載せていて、このDACチップは明るいと言われており、実際に、アンプを通さずにDACに直接ヘッドフォンをつけて聴くと軽快な音が出るのだが、 RB-1582MKIIの特性を変えるほどではなかった。また、以前に、DO100と同じESS Technology社 製チップで、型番違いでドライな音が出ると言われている ES9068ASを積んだTopping E50 をRB-1582MKIIにつなげたときも、特に音色の違いを感じなかった。DO100は、 ES9038Q2Mを積んでおり、このDACチップとオペアンプのOP1612の組み合わせがよいのか、それとも?
ハイレゾ音源のピアノ協奏曲を聴いてみると、DO100は少し応答時間が甘いのかエッが取れてぼやんとするような気がする。それが明るさの原因と言い切れるほど、私は自分の耳に自信なし、であるが。応答の速さをチェックするような曲をいくつか聞いてみようと思う。6y7う7y6う
定位や音場の広さ、空間再現性については特に違いを感じなかった。
ちなみにハイレゾのNora Jonesは、CD音源に比べて、もちろん情報量が増えて濃密な音になるが、不思議とADI-2 DACでは軽妙さが増し、DO100との違いは小さくなった。
DACはリモコンを含めた操作性や設定の簡単さも重要なのだが、特に操作性を左右する以下の点については、問題を感じなかった。
ハイレゾ:
手持ちのDSD 音源、DSD over PCMで流せる
MQAはネイティブ対応しないので、一律96kHzとなる。
Bluetooth: iPhoneでペアリングして、AAC音源そのまま流せる
Apple Losless の音質に何ら問題感じない。なんかすごい便利に思えてきた。
リモコン: 使い方の分からないボタンがあるが、とりあえず、入力ポートとボリュームを変更に問題なし。